のだめカンタービレLesson10・・・通電?

 今回は上野樹里ちゃんの熱演が炸裂!! おかげで1時間の早いこと(笑)

 まず冒頭、トラウマに押し潰され、嫌そうにショパンの『エチュード』を演奏した直後、まるで壊れた人形のように固まってしまったのだめ。無表情で呆然として客席を見回し、視界の端に千秋先輩を捉えた途端、みるみる精気が甦り、目が輝きだす。そして演奏したのは見事な「恋しちゃってルンルン♪」!冒頭から凄いデスよ。

 2次予選通過後、ハリセンの自宅でシューマンの「ピアノ・ソナタ第2番」とストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」の楽譜を渡され、譜面を確認しながら眩暈を覚えて恒例の白眼になるのだめ。細かい一発芸的な部分ですが、譜面を見た時の髪の毛の逆立ち方(CGですね)がとってもGoodでした。

 そして「通電」で誰かと交信しながら不眠不休不食(笑)でシューマンを仕上げてしまう。シューベルトの時は千秋先輩と交信していたけれど、今度は誰?
 あのブツブツ言う口調からして日本語での交信ではなさそう。なんだか仏語っぽい感じ。でもシューマンはドイツ人なんだけどなぁ(^^;

 髪の毛逆立てたり、通電したり、のだめってもしかして電気で動いてるのかぁ?

 ここではハリセンの妻、かおりさん(白石美帆)の驚愕ぶりも見事! 白石美帆さんってここまで“ブス顔”したことあったっけ?(笑)

 周囲がみんなハジけているので連鎖反応ですか? 最高デス。

 そしてたった1日でシューマンの『ピアノ・ソナタ第2番』を仕上げてしまうなんて有り得ないと思うのですが。つーか、2日で2曲なんてそもそも有り得ないし。

 それだけでも、もの凄い天才デス。

 天才過ぎて知恵熱出してダウン。のだめの体から噴出したのは電気回路がショートした煙じゃなくてオーバーヒートした蒸気ですよね?

 「いつも様子が変やからほんまに変やったのに気がつかなかった」のだめ、えらい言われようです(爆)

 結局、ペトルーシュカは本選前に一度も練習できず。しかし、この後のだめはシューマンを1日で仕上げた以上の天才ぶりを発揮する。

 本当にバスの中のハプニングがなければって感じですが、コメディの定石か(笑)
 着メロ鳴らした相手が番組スタッフだけに、思いっきり睨んでましたね、樹里ちゃん(爆)

 つーか、移動中に密閉型ヘッドホンで「ペトルーシュカ」聴かせろよ>ハリセン(諦めさせるつもりだから無理か)

 本選の1曲めは「渾身のシューマン」。弾き始める前に天井を鋭く見つめるのだめ。

 丁度、先週末に娘の通うピアノ教室の発表会があったとき、特別出演で演奏した音大生(先生の娘)がまったく同じポーズをしてからピアノを弾き始めました。樹里ちゃんのこの演技、やっぱりプロが演技指導したんでしょう。なんだか凄く臨場感が感じられました。

 2曲め、原作では「ペトルーシュカ」と「きょうの料理」を混然とさせたような即興演奏を繰り広げて審査員が驚くらしい(筆者原作未読)けれど、著作権の関係(ストラビンスキーと富田勲)でそれはできなかったみたい。その分コミカルなシーンになってしまったのはしょうがないか。

 個人的には、せめて以下のような説明的なシーンが入って会場騒然みたいな感じが欲しかった。
田中真紀子「先生、のだめどうしちゃったんですか?」
ハリセン「(頭抱えながら)いま、初めてペトルーシュカ弾いたんや。コンクールへの冒涜や」
石川怜奈「(思わず大声)ええ、初めて弾いてるの?」
その声に会場が騒然・・・
 演奏終了時の樹里ちゃんの演技はおがくずの体を持つわら人形で、ムーア人に殺されてしまう「ペトルーシュカ」の無念にのだめの無念を重ね合わせたんでしょうか・・・。

 ここも演出的には、演奏が終わったとたんに拍手喝采で、峰がブラボーと叫び、それでものだめは礼をして舞台袖に駆け出すって感じの方が良かったかも?

 ま、出てきた料理が不味かったわけではなく、かなりの美味だったことには間違いない。いまさら調理法にケチを付けるのも野暮か?(笑)
 調理中に某掲示板で散々バッシングが展開されていたけど、かなり良い仕上がりだったと思いますよ。プロの方も付いているし。

 それにしても、CDをちょっと聴いて譜読みしただけで「ペトルーシュカ」をあそこまで弾いてしまうなんて、絶句です。

 ハリセン宅で聴いていたのは1楽章の冒頭部分だけ。後はバスの中と会場での譜読みで最後まで暗譜。ドラマのイメージでは、途中で混乱というか混信?があったにせよ、演奏中はちゃんと頭の中で譜面を追っかけてました。

 もともと譜読みが大の苦手だったはずなのに、「気難しいシュベルト」さんとのお付き合いを千秋先輩に仲人してもらったおかげで「通電」すれば(違)譜読みも難なくこなせるようになったんですか?

 これはもう鬼に金棒な天才ではないですか!?

 瀬川が1位にならなかったのは、のだめのテクニックがずば抜けて凄かったことを暗示しているんだと思うが、その辺もわかりにくかったかな。

 結局、本選は選外。会場外でのだめを呼び止める千秋に凄い形相で振り向くのだめ。

「オレと一緒にヨーロッパへ行かないか?」という千秋の言葉、今までだったら狂喜乱舞したはずなのに、悔しさがいっぱいな上にトラウマが心を支配しているのだめは拒絶。

 うむ、勿体ない(違)

 コンクール終了後の千秋先輩の最大限の賛辞が、今回ばかりはのだめにとって逆効果、「追い討ち」になってしまった。

「コンクールに出たのは賞金……遊ぶ金ほしさにデスよ!」
 若い女の子が「遊ぶ金ほしさにデスよ!」なんて言うな(爆)。シリアスなシーンに絶妙の台詞!

 「自由に楽しくピアノを弾いてなにが悪いんですか!?」予告編では荒っぽく言い放っていた言葉、本編では心がこもってました。のだめの気持ちが凝縮されています。

 千秋が去っていくときに「それでも、ダメだったじゃないですか……」と呟くのだめ。
 凄いデスよ。最後まできちんとアヒル口デスよ。口先だけで台詞を喋り、感情を表してますよ。樹里ちゃんはあくまでものだめに成り切ってますデスよ。

 のだめも天才なら樹里ちゃんも天才デスよ。

 のだめの天才ぶりがそれを理解する人たちを魅了するんですね。花桜先生、千秋先輩、ハリセン、みんなのだめの天賦の才に魅了され、期待し、ついついスパルタ式に指導をしてしまったわけだ。

 自分の指導方針を変えてまでのだめの才能を昇華させようと努力したハリセン、

ほんまエエせんせーやわぁ!

 25日、ついに最終回。うー、待ち遠しい。「背中からの抱擁」あるそうデスよ。


 今回、高橋についてはスルーってことで。私はゲイは生理的に受け付けないので(笑)
 なんだ、あの「まぐわう」なんて言葉を平気で使う男は! 真澄ちゃんは実在しても許せそうなんだが(笑)

 あと、峰ってホントいい奴ですね。いい奴過ぎる!!
 そして、木村。君の白目は素晴らし過ぎる!!(爆)

※ストーリー詳細の素晴らしいレビューはこちらで。使用楽曲一覧はこちら

Lesson10のあらすじ『のだめ王国』から引用
飛行機恐怖症を克服し、ヨーロッパへ行くことを決意した千秋。
 その千秋についていきたい一心で、『マラドーナ・ピアノコンクール』で1位入賞を目指すのだめ(目的は、1位の賞金200万円と留学資金援助)。担任・江藤の強化合宿のおかげで、のだめは見事1次予選を突破、そしてむかえた2次予選――。

 のだめが弾くショパンの『エチュード』は、まるで覇気がない。練習では完璧な演奏をしていたはずなのに、あまりの豹変ぶりに愕然とする江藤。1次予選でのだめが演奏した、表情豊かな『ピアノ・ソナタ』を聴いていた審査員たちも、思わずうなだれる……。しかし、審査員として参加していたフランス人ピアニストのシャルル・オクレールだけは、そんなのだめに関心があるようだ。

 1曲目の演奏が終わり、静まり返った会場で、ドビュッシー『喜びの島』の演奏が始まる。すると、1曲目のショパンとはうって変わって色鮮やかな音色が、会場に響きわたった。のだめは予選が始まる直前に、江藤の妻・かおりから、“この曲はドビュッシーが恋をして、幸せいっぱいの中で書かれたものだ”と教えられていたのだ。その話を聞いてのだめの頭に浮かんだのは、もちろん千秋。千秋を想いながらピアノを弾くのだめは、決してこの曲を理解し、それを表現しているのではなかった。
「まだ……ベーベ(赤ちゃん)なのかネー」
 オクレールは、のだめのそんな音楽における精神的な幼さを見破っていた。
 しかし、2次予選もなんとか無事に合格。
 千秋は、のだめのケータイに<本選も見に行くから頑張れ。>とメールを送り、会場を後にする。ヨーロッパに旅立つ千秋は、残していくR☆Sオーケストラを自分の手で未来へとつなげるために、クリスマスの再公演を必ず成功させると心に決めていた。

 着替えをしていた千秋の前に、ひとりの男性が現れる。
「ボクをこのオケに入れてよ。ボクはヴァイオリンの高橋紀之」と自信に満ちた表情で語る彼は、ブッフォン国際ヴァイオリン・コンクールで3位に入賞するほどの実力者だった。高橋は、千秋の指揮するオケの演奏に(千秋も含めて)惚れ込んで、入団を希望してきたのだ。
 しかし、“やるからにはコンマス以外は絶対にイヤだ”と、現コンミス(コンサート・ミストレス)である清良に対し挑発的な態度をとる高橋。キレる清良や真澄を制して、峰はあっさりとコンマスのポストを高橋に与える発言をする。ショックを隠せない清良とメンバーたち。
 実は、清良が師匠であるカイ・ドゥーンからウィーンに来るように言われていることを峰は知っていたのだ。そして、清良がそのことで悩んでいたことも。峰は清良に、「迷ってないで、心おきなくウィーンへ帰っていいぞ」とエールを贈る。
「お前らが何人いなくなろうと、オレは絶対このオケ続けるから」
 それは、清良に対してだけでなく、千秋へも向けられた言葉だった。

 本選に向けて、のだめの合宿は続く。
 シューマンの『ピアノ・ソナタ第2番』を、食事も摂らずに練習するのだめ。作曲者の意図を理解しようと、必死で楽譜を読み込む。しかし、一日で難曲をあっさり弾きこなしたかと思えば、以前までできていた曲ができなくなるなど、あまりにもムラのあるのだめの演奏に、江藤は指導の限界を感じるのだった。
 そんな中、ついにのだめは今までの無理が祟(たた)って高熱を出し、ダウンしてしまう。
「これで完全にタイムオーバーやな」と、江藤は諦めにも似た感情と、やるだけのことをやりつくしたという想いを抱きながら、熱にうなされながら眠るのだめを見守るのだった。

 そして、本選当日――。
 結局、のだめは演奏曲のうち、ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』の練習をまったくできないままコンクール会場へ。コンクールでは、全曲演奏しなければ失格になってしまう。のだめは、会場への移動時間のバスの中でも必死で譜読みを続けるが、それにもやはり限界がある。江藤は、「1曲弾き終えたら、舞台から降りろ。ええな?」と、のだめの頑張りを理解しながらも、2曲目を棄権するよう諭(さと)すのだった。

 会場の客席には千秋、それに峰や桜、真澄も祈るような気持ちでのだめの演奏を待っていた。
 控えの廊下で譜読みを続けるのだめ。そこに話しかけてきた、コンクールの優勝候補・瀬川悠人。幼い頃、同じピアノ教室に通っていた彼の「花桜先生も見に来てるよ」という言葉に、のだめの身体が恐怖と緊張で硬くなる。のだめは、『花桜ピアノ教室』のスパルタ指導中に受けた暴力に、精神的なダメージを負っていたのだ。「キミには負けないよ。なんとかも、ハタチすぎればただの人ってね」と言葉を残して、悠人は去っていった。

 悠人の演奏が終わり、のだめの順番がやってきた。
 1曲目のシューマン『ピアノ・ソナタ第2番』で見せる、のだめの集中力と渾身の演奏に会場が引き込まれていく。
「こんな演奏をするあいつを、初めて見た……」
 真剣に演奏をするのだめの姿に、千秋も思わず息を呑む。演奏が終わると、まだ1曲目だというのにもかかわらず、会場に大歓声が沸き起こる。
「ようやった野田……でもここまでや。席を立って挨拶せな……」
 江藤も、のだめの予想以上の仕上がりには満足だったが、これ以上は無理だと観念した、その時――。

 のだめの口元が尖り、目つきが変わった。
「まだまだ、こんなもんじゃないんだろう?」と、オクレールの目が期待で輝く。
 のだめは再び鍵盤へ指を置き、2曲目の演奏を始める。
 オーケストラを連想させるような、多彩な音。リズミカルな演奏に、会場の雰囲気も一気に明るくなる。頭の中で必死に譜面を追いかけながら演奏するのだめ。が、のだめの脳裏に、バスの中で譜読みをしているときに耳に入った、別の乗客の着メロのフレーズが不意に浮かんできてしまう。その途端、のだめの頭は真っ白になり、指が止まってしまった……。

 静まり返った会場に、緊張が走る。失神寸前の江藤。

 諦めきれないのだめは、なんと自分で勝手に作曲し即興で演奏を続けてしまう。すぐに即興だと気づいて青ざめる審査員たちだったが、必死に鍵盤に向かうのだめを静かに見守り続けた。
 第3楽章に入ったところで、のだめは何とか持ち直し、本来の『ペトルーシュカ』に戻る。その見事な演奏に、観客はまた引き込まれていく。この曲の物語である、夢と現実の区別がつかなくなった哀れな人形・ペトルーシュカの最期を見事に表現したのだめは、観客にお辞儀をし、うつむいたまま逃げるように退場していった。そしてそんなのだめに対し、客席は盛大な拍手を送った。
「いくらいい演奏をしても、曲を変えて弾くことは、コンクールでは論外だ」
 のだめの無念さを思って、千秋がつぶやく。

 初めて湧き上がる“悔しさ”という感情をおさえることができず、控え室で髪飾りをむしり取り、投げ捨てるのだめ。コンクールの結果は1位なしの2位に瀬戸悠人。のだめはもちろん落選していたが、オクレールの心には、深く印象を残していた。

 授賞式のさなか、衣装の袋を担いで会場をひとり去る、のだめ。
 そこへ、追いかけてきた千秋が声をかける。
「オレと一緒にヨーロッパへ行かないか?」
 千秋は、のだめの才能がこのまま埋もれていくのを放っておくことはできなかった。
 しかし、のだめはその誘いを拒絶する。
「コンクールに出たのは賞金……遊ぶ金ほしさにデスよ!」
 目をそらしながらそう言うのだめに、愕然とする千秋。
 のだめの脳裏には、幼い頃のスパルタ指導の思い出がよみがえっていた。「上を目指せ!」という理由での、厳しく暴力的なレッスン。
「自由に楽しくピアノを弾いてなにが悪いんですか!?」
 千秋は、自分の言葉に耳を貸そうとしないのだめに、「今日、あれだけちゃんと音楽に向き合うおまえを初めて見た。すごくいい演奏だった」とだけ言い残し、立ち去った。
 のだめは、ずっと拒絶し続けてきた“音楽に正面から向き合うこと”に、一生懸命取り組んだ挙げ句、失敗してしまった自分にいらだっていたのだった。

「それでも、ダメだったじゃないですか……」
 ひとり立ちつくすのだめの瞳から、大粒の涙がこぼれ落ちていた。

 一方、クリスマス公演を目前に控え、千秋の指揮によるR☆Sオケ最後の演目は、あの記念すべき千秋初指揮曲、ベートーヴェン『交響曲第7番』に決まった。あわただしく日々が過ぎていく。あの日から、のだめの部屋からはピアノの音さえしてこない。千秋は、のだめを気にかけながらも、公演までの残り少ない日々をオケの練習に集中しようとしていた。
「もういい。オレには関係ない」
 のだめへの想いを断つかのように、千秋はタクトを振り上げた。

 同じ頃――。
 のだめは、ボストンバックを持って部屋を立ち去っていた。
 コンクールの日から、音を奏でることのなくなったピアノ。そして、楽譜さえも置き去りにして……。


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のだめカンタービレ ベスト100 (通常盤)
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